経済・政治・国際

2014年12月30日 (火)

【追悼】ラサのタシ・ツェリン氏(2014年12月5日・享年85歳)

Tt2006

既報の通り、チベットの教育に貢献したタシ・ツェリン氏(ナムリン出身)が2014年12月5日、85歳で亡くなった。どんな方だったのか、かつて協力させていただいた「ナムリン学校プロジェクト」のページに長々と書いてあるので、リンクを貼っておく。

http://www.tibet.to/project/right/tashitsering.htm

が、長いので乱暴に要約してみると……
▼1929年、学校もないチベットの村に生まれ、家畜の世話をして過ごす
▼10歳のとき、村に課せられた賦役としてダライ・ラマ法王の宮廷舞踏団に抜擢され、ラサへ
▼なんとか下級役人にのし上がる
▼商人たちの外国の話に刺激され、インドのカリンポンに渡って英語を勉強
▼そうこうしてる間に中国軍がチベット侵攻。インドにとどまり、法王の兄のもとで難民支援活動
▼米ワシントン大学に留学。せっかくアメリカに行けたのに…
▼1964年、社会主義によって貧富の差のないチベットを実現できると信じて中国へ
▼案の定、文化大革命で投獄
▼名誉回復後、英語・チベット語・中国語辞書の編纂や教職などに従事
▼1985年、ラサに英語学校を開講
▼1986年、私財で故郷に学校を開校。以降、学校建設や地方教育支援のNGO活動を展開
▼2014年没

長年にわたって中国とオトナの関係を保ってきた絶妙なバランス感覚から、毀誉褒貶いろいろあったはずだ。だが、タシ・ツェリン氏が建てた60以上の学校で何千人もの農牧区の子どもたちが教育の機会を得ているのは事実だ。氏は(本来の意味での)科学的な共産主義者であると公言していたし、信仰心は持っていなかったので、「ご冥福を」はどうかと思うが、敬虔な仏教徒である奥さんによって、きっと純チベット式に送られたことだろう。

ご冥福をお祈りいたします。合掌。

あ、ついでに『The Economist』の追悼記事

Obituary: Tashi Tsering
Between two worlds

2013年2月11日 (月)

チベット系四コマ漫画「ヤッキン」が復活☆

Yakkinnyima_2
ལོ་གསར་བཟང་།

本日はチベット暦のお正月。
王暦2140年を記念して(?)
チベット系四コマ漫画「ヤッキン」が
8年ぶり(!)に復活しました。

ヤッキン&ニマ[4コマ漫画]“YAKKIN”(ヤッキン)復活! new
遊牧民の少年ニマとヤクのYAKKINのチベットっぽいお話

続くかどうかはわかりませんが。。。

2011年12月 4日 (日)

【イベント】12/10(土)チベット僧侶の追悼とチベットの平和を祈るキャンドル・ナイト

TSNJ(Tibet Support Network Japan)のMLから転載します。

「チベット僧侶の追悼とチベットの平和を祈るキャンドル・ナイト」

2011年12月10日(土)17:00~
新宿・常圓寺 祖師堂地下(法要)、境内(キャンドル)

今年はチベット本土やチベット人の亡命地で、中国政府のチベット人に対する弾圧に対する抗議の焼身自殺をする僧侶の数が10名を超えてしまいました。チベットの状況は一向に良くならず、ますます酷くなっているようにも思います。
亡くなった僧侶を偲び、一日も早くチベットに真の自由が訪れるよう、チベット人がチベットでチベット人らしく暮らせる日が早く訪れるよう、キャンドルを灯し、心に平和や思いやりの灯りを灯しましょう。

【内容】
祖師堂地下
17:00~ 田崎國彦先生講演(30分)
17:30~ Dolkar Lhamo Kirtiさん(Tibetan Women's Association)講演(30分)
18:00~ 休憩(10分)
18:10~ 法要(宗派を超えてチベットの平和を祈念し行動する僧侶・在家の会)(20分)
18:30~ 法要(在日チベット人)(20分)
18:50~ CandleJUNEさんからのメッセージ
  境内
19:10~ キャンドルを囲み祈念、黙祷
20:00  終了
余韻を残しつつ解散

【備考】
 当日は常圓寺境内でCandleJUNEさんのキャンドルを灯して頂く予定です
 ビンにティーキャンドルを入れるなどロウをこぼれない工夫をした上でキャンドルを持参下さい
 CandleJUNEさんのキャンドルと一緒に並べたいと思います

主催:宗派を超えてチベットの平和を祈念し行動する僧侶・在家の会(関東地区支部)
共催:Students for a Free Tibet日本
協力:在日チベット人会ELDNACS Inc.

2011年4月30日 (土)

【イベント】5/21(土)第12回「チベットの歴史と文化学習会」(梅村坦/小川康/長田幸康他)

2008年チベット蜂起をきっかけに始まった「チベットの歴史と文化学習会」。
第12回目は「周縁からのチベット」シリーズ3回目。「中央ユーラシア」編です。

pdf版のチラシはこちら

第12回「チベットの歴史と文化学習会」
〜周縁からのチベット(3)〜
2011年5月21日(土)13:00〜16:30(開場12:40)
文京区民センター 3-A会議室(東京都文京区本郷4-15-14)

第12回「チベットの歴史と文化学習会」
〜周縁からのチベット(3)〜

■日時:2011年5月21日(土)13:00〜16:30(開場12:40)
■場所:文京区民センター 3-A会議室
    交通 営団丸ノ内線・南北線 後楽園駅徒歩3分
    都営三田線・大江戸線春日駅徒歩1分
    JR総武線水道橋駅 徒歩13分
    http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754
■参加費:¥1000

■参加のお申込み
 当日参加も可能ですが、事前にお申込みいただいた方を優先させていただきます
申込みページ(↓)からお申込み下さい。
 参加お申込みページはこちら(http://www.tibet.to/gaku12/)
※定員になり次第締め切らせていただきます。

■プログラム(予定)

●特別講義「中央ユーラシア:トルキスタンの成立とイスラーム世界」
講師:梅村 坦(うめむら・ひろし)[中央大学総合政策学部教授 東洋史]
http://ir.c.chuo-u.ac.jp/researcher/profile/00016889.html
ユーラシア大陸の内陸部に対しては、いくつもの呼称がある。そこに住む人びとの「自称」も「民族」名、都市名など様々であった。チベットに隣接する地域の歴史をつくってきた人びと、文化について通観しながら、現在の状況についても考えます。

●映像『夏の草原 Summer Pasture』短縮版
最も高く、寒く、貧しく、遥か遠いと中国人が評した、チベット東部の草原に暮らす若い遊牧民のカップルと幼い娘をおったドキュメント。彼らの素敵な笑顔が心に残る。2010年。Lynn True Nelson Walker & Tsering Perlo制作。
http://www.summerpasturefilm.com/

●文化講義「異民族社会に広がるチベット医学」
講師:小川 康(おがわ・やすし)[薬剤師 チベット医師]
http://sites.google.com/site/amchiyakubou/
チベット医学はチベット社会だけにとどまらず、モンゴル、ブリヤート、インド、ネパールにおいても広がりを見せています。これらの歴史的背景を探るとともに、いまなお分院が増え続けているメンツィカン(チベット医学院)の現状を報告します。

●チベット最新情報と質疑応答
長田幸康(おさだ・ゆきやす)[ライター、I love Tibet!HP 主宰]

*発言者・プログラムは都合により変更となる場合もあります。

●主催:チベットの歴史と文化学習会
●お問い合わせ:e-mail: trb.gakusyuukai★gmail.com
       (★を半角の@に換えて下さい↑)


2011年4月16日 (土)

チベット人作家から被災した日本人へのメッセージ

1年前の4月14日、約2700人の犠牲者を出した東チベット・ジェクンド(中国青海省玉樹チベット族自治州)の大地震が起こった。
その青海省のチベット人作家たちが東日本大震災に際して綴った詩を、訳者による紹介文、チベット語の原文と併せて以下に掲載する。

東日本大震災の直後、青海省在住のチベット人の作家らによる追悼の詩が寄せられた。
作家たちに創作を呼びかけたのは、チベット現代文学作家の故トゥンドゥプゲ (don grub rgyal) の弟にあたるロブサン・チュゲ (blo bzang chos rgyal) 氏である。
届けられた詩は全部で9編あるが、そのうちの2編を以下にご紹介したい。
なお、詩のチベット語の原文はチュゲ氏の運営するウェブサイト上で閲覧が可能となっている(http://www.rangdrol.net/taxonomy/term/8)。



災害に遭われた日本のみなさんへ
タニ・ジンパ作

今夜、私は何を書いたらよいのでしょうか?
憐れみと愛情を引き裂いた、この地震という災害
突然の雷が落ちたその瞬間
わたしたちはどこに逃げたらよいのでしょうか?
あなたはなぜ我々を襲ったのですか?
私の穏やかな家は唐突に持ち去られてしまいました
かけがえのない兄弟たち
そして、年老いた父母
彼らを無辺世界のどこへ連れ去ったのですか?
ああ、私の故郷そして家族、友人
私がこの海の底にいたなら、
なんとしてでも探し出してみせるのに
澄みきった海の、たった一度の高まりで
黄金より大事な魂たちが
青空にかかっていた虹のように消え去りました

私の心友である日本のみなさん
私は今宵、あなた方の道が見えるように
バターランプをともしました
地震で命を落とした朋友のみなさんが安らかな眠りにつくことができますよう
何万ものバターランプで道を照らし、
祈りの言葉を捧げて、
旅立ちをお見送りいたします

(翻訳:海老原志穂)



この地震の中で
チャントク・チゴル作

―日本の地震に際して

希望のついえたこの小さな世界で
発展の道を進んできたある国で
突然の暗闇のもと
泣き叫び苦しみを訴える声
痛みと涙
骨を折られ傷つけられた何万もの人々
家族と死に別れた人々
街をさまよう人々

子供たちの泣き声の中で、親たちが呼ぶ声を聞いたか?
泣き崩れた妻が、夫を探す姿を見たか?

人々の生活を揺るがした
われわれ人類への試練は一度だけではない
唐山 玉樹 日本

親ならだれでも我が子をいつくしむ気持ちがあり
子供ならだれでも親を慕う笑顔がある

人生には喜びもあれば悲しみもある
この世には畏れもあれば愛もある

※訳者注:「唐山」とは1976年7月28日に、中国河北省唐山市付近を震源として発生した唐山大地震をさす。「玉樹」とは、2010年4月14日に中国西部、青海省玉樹チベット族自治州玉樹県で発生した青海地震をさす。

(翻訳:海老原志穂)

གོད་ཆག་ཁྲོད་ཀྱི་འཇར་པུན་བ།
ཏཱ་ནི་སྦྱིན་པ།


ངའི་དེར་དགོང་ཅི་ཞིག་འབྲི་དགོས་སམ།
སྙིང་རྗེ་དང་བརྩེ་སེམས་བྲལ་བའི་རང་བྱུང་ས་ཡོམ་འདི།
གློ་བར་དུ་ཐོགས་མདའ་བཞིན་ཐོན་དུས་
སྐད་གཅིག་ཉིད་ལ་ང་ཚོ་གང་ཞིག་ཏུ་འབྲོ།
ཁྱོད་ཅིའི་ཕྱིར་འདི་ལྟར་ཡོང་དགོས་སམ།
ངའི་བདེ་ཞིང་སྐྱིད་པའི་ཕ་ཁྱིམ་ཡོད་ཚད་གློ་བར་དུ་གང་ཞིག་ཏུ་ཁྱེར་སོང་།
ངའི་སྲོག་ལས་གཅེས་པའི་ཕུ་བོ་དང་ནུ་མོ་དག་
ད་དུང་རྒས་ཤིང་ཁོག་པའི་ཕ་ལོ་དང་མ་ལོ་
མཐའ་མེད་པའི་འཇིག་རྟེན་འདིའི་གང་ཞིག་ཏུ་ཁྲིད་སོང་ངམ།
ཨ་ངའི་ཕ་ཁྱིམ་ ངའི་ནང་མི་སྤུན་ཟླ།
ངས་མི་མཐའ་མེད་པའི་རྒྱ་མཚོ་འདིའི་གཏིང་འོག་ཡོད་ཚད་ལ་
ཁ་མིག་ལྟར་བཙལ་ཀྱང་ངའི་ཅི་ཡང་མ་རྙེད།
དྭངས་ཤིང་གཙང་བོའི་རྒྱ་མཚོ་འཕྱུར་ཐེངས་གཅིག་གིས་
གསེར་ལས་ལྷག་པའི་རྣམ་ཤེས་དག་
ནམ་མཁའི་མཇའ་མཚོན་བཞིན་གང་ཞིག་ཏུ་ཡལ་སོང་།
ངའི་སྙིང་གི་གྲོགས་པོ་འཇར་པུན་བ། ངས་དེར་དགོང་ཁྱེད་ཉིད་ལ་ལམ་སྟོན་སྒྲོན་མེ་ཞིག་གི་ཚུལ་དུ་
མཆོད་མེ་རྐོང་བུ་གཅིག་སྒྲོན་ཡོད། ས་འགུལ་ཁྲོད་ཚེ་སྲོག་ཤོར་བའི་སྤུན་ཟླ་རྣམས་བདེ་བར་གཟིམས་རོགས།
མཆོད་མེ་ཁྲི་ཕྲག་གི་ལམ་སྟོན་མཛད་ནས་མ་ནི་འུར་འདོན་གྱིས་སྐྱེལ་མ་བྱས་ཡོད།
བདེ་བར་བཞུད་ཅིག འཇར་པུན་བ།

ས་འགུལ་སྟངས་དེའི་ཁྲོད་ན།
སྤྱང་ལྟོགས་ཁྲིད་རྒོད།

---- འཇར་པན་ས་འགུལ་ལ།

ཡིད་སྨོན་འཆོར་སའི་འཇིག་རྟེན་ཆུང་ཆུང་ཞིག
ཁ་ཕྱོགས་སྙེགས་པའི་སྟོབས་འབྱོར་རྒྱལ་ཁབ་ཅིག
ཐོལ་བྱུང་གི་སྨག་རུམ་དེའི་འོག་ན
ངུ་ངག་དང་གདུང་འབོད
ན་ཟུག་དང་མིག་ཆུ
རུས་ཆག་ཤ་ཟད་དུ་གྱུར་བའི་བན་པོ་ཁྲི་ཁྲག
ད་ཕྲུག་དང་ཡུགས་ས
སྤྲང་བོ་དང་འཁྱམ་པོར་གྱུར་བའི་གྲོང་དང་གྲོང་ཁྱེར
ཨ་ཧོ
བྱིས་པས་ངུ་ངག་གི་ཁྲོད་ན་ཨ་ཕ་ཨ་མ་ཞེས་འབོད་བཞིན་པ་དེ་ཐོས་སམ
ཆུང་མས་འོ་དོད་ཀྱི་ངང་ནས་རང་ཉིད་ཀྱི་སྐྱེས་བ་བཙལ་བཞིན་པ་དེ་མཐོང་ངམ
བྱམས་དང་སྙིང་རྗེ་དབུལ་པའི་འགུལ་སྟངས་དེས
ང་ཚོ་མིའི་རིགས་ལ་གནོད་འཚེ་བཏང་བ་ནི་ཐེངས་གཅིག་མིན་པར
ཐང་ཧྲན སི་ཁྲོན ཡུལ་ཤུལ འཇར་པན
ཕ་མ་སུ་ཞིག་ལའང་རང་གི་བུ་ཕྲུག་གཉོར་བའི་བྱམས་བརྩེ་དེ་ཡོད་སྲིད་ལ
བུ་ཕྲུག་སུ་ཞིག་ལའང་རང་གི་ཕ་མ་དེ་ཡག་པར་འདོད་པའི་འཛུམ་མདངས་དེ་ཡང་ཡོད་རེད
གཟའ་ཚང་ཁ་འཐོར་དུ་བཏང་བ་ནི་ས་རྐོ་རྡོ་སློག་ལས་བྱུང་བ་ཡིན་ལ
མགོ་བཅག་རྐང་ཆག་ནི་གཏེར་འདོན་ནགས་བཅད་ལས་བྱུང་བའང་ཡིན་སྲིད
མི་ཚེ་འདི་དགའ་རེ་སྐྱོ་རེ
འཇིག་རྟེན་འདི་འཇིག་རེ་དང་ཆགས་རེ


2011年3月12日 (土)

チベット支援デモは中止@東京・大阪

もうご存知のことと思いますが、
今週末に予定されていたチベット支援デモは
東京・大阪とも中止・延期になりました。

余計なトラフィックを増やさないほうがいいと思って、
メルマガでは流さないで、HP・ブログのみで告知します。
とりいそぎ。

2010年10月20日 (水)

チベット人学生7000人?が中国語強制に反発してデモ(アムド・レプコン=中国青海省同仁)

チベット語・英語を除くすべての教科を中国語で教えることになった「教育改革」に反発し、10/19朝、6つの高校の学生がデモを始め、市民・僧侶も合流。
Studentprotestsi305_2規模は5000人とも7000人とも言われています。
意外にも、Radio Free Asiaよりもずっと早く、日経で第一報が流れました。
ちょっと仕事たてこんでるんで、とりあえずいろいろ貼っておいて、あとは他の方のフォローに期待☆

【日経】中国青海省でチベット族数百人がデモ 警察当局は警備強化
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE3EBE2E1EA8DE3EBE3E2E0E2E3E29494E3E2E2E2;at=ALL

【産経】チベット族生徒数千人が中国語教育に抗議デモ 青海省で
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101020/chn1010201237005-n1.htm

【読売】チベット族の高校生ら7千人デモ…漢語強要で
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101020-OYT1T00963.htm

【朝日】チベット族の高校生5千人超デモ 中国語強制に反発
http://www.asahi.com/international/update/1020/TKY201010200365.html

【Radio Free Asia】Students Protest Language Change(画像あり)
http://www.rfa.org/english/news/tibet/language-10192010170120.html

【RFA動画】Amdo Rebgong students protested against the removal of Tibetan textbooks from schools.wmv(動画)
http://www.youtube.com/watch?v=Cy6Cso_KzfM

2010年5月15日 (土)

【イベント】7/18(日)第9回「チベットの歴史と文化学習会」(大川謙作/小野田俊蔵/テンジン・トゥンドゥップ/渡辺一枝/長田幸康)

2008年チベット蜂起をきっかけに始まった「チベットの歴史と文化学習会」。第9回目です。

pdf版のチラシはこちら

第9回「チベットの歴史と文化学習会」
ジェグド復興支援学習会
〜今、わたしたちにできること〜
2010年7月18日(日)13:00〜16:30(開場12:30)
文京区民センター 3-A会議室(東京都文京区本郷4-15-14)

第9回「チベットの歴史と文化学習会」
ジェグド復興支援学習会
〜今、わたしたちにできること〜

■日時:2010年7月18日(日)13:00〜16:30(開場12:30)
■場所:文京区民センター 3-A会議室
    交通 営団丸ノ内線・南北線 後楽園駅徒歩3分
    都営三田線・大江戸線春日駅徒歩1分
    JR総武線水道橋駅 徒歩13分
    http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754
■参加費:¥1000

■参加のお申込み
 当日参加も可能ですが、事前にお申込みいただいた方を優先させていただきます
申込みページ(↓)からお申込み下さい。
 参加お申込みページはこちら(http://www.tibet.to/gaku9/)
※6月18日お申し込みスタート。
※定員になり次第締め切らせていただきます。

■プログラム(予定)

(1)特別講義「“チベット解放”の言説をめぐって」
講師:大川謙作[日本学術振興会特別研究員(東京大学)]
今日の中国政府は自らのチベット統治の正当性を主張する際に、「共産党はチベットを暗黒の封建農奴制から解放した」という表現を多用します。講義では、こうした中国の「農奴解放言説」を現実の歴史過程を参照しながら検討して行きます。

(2)映像『チベット〜失われた世界 II』(イギリス制作)
前回の1930年代~1940年代のチベットに続き、今回はそれ以降1949年~1980年ころまで。中国の侵攻と同時に世界から再び遮断されたチベットの時間を貴重な映像で辿ります。約30分。日本語字幕

(3)特別文化講義「チベットの芸能と民族楽器」
講師:小野田俊蔵[佛教大学歴史学部歴史文化学科教授]
   テンジン・トゥンドゥップ[チベット漫談・歌手]
チベット漫談テカルThekarや各地の民謡などの伝統芸能を聞きながらダムニェン・ギュマン・ピワン・リンブ等のチベット楽器のお話を聞きます。実演・解説は唄って踊れる大学教授小野田先生と日本で唯一のテカル芸人テンジン・トゥンドゥップ氏。

(4)Q&Aと最新チベット情報「 ジェグド大地震~今 私たちにできること~」
進行:長田幸康(I love Tibet!HP 主宰)
呼びかけ:渡辺一枝(作家)
4月14日、ジェグド(ジェクンド)地域を襲った大地震。映像と現地報告を通して、被災地復興に対し日本にいる私たちができることを考えます。

*発言者は都合により変更となる場合もあります。

●主催:チベットの歴史と文化学習会
●お問い合わせ:e-mail: trb.gakusyuukai★gmail.com
       (★を半角の@に換えて下さい↑)

2010年5月 4日 (火)

【毎日新聞】チベット人留学生による被災地への募金の呼びかけ

日本に住むチベット人留学生による募金の呼びかけが、
毎日新聞に紹介されていました。

中国地震:チベット人留学生が募金 被災者支援、きょう新宿で呼び掛け /東京
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20100425ddlk13040131000c.html

元の記事はそのうち消されると思うので、転載しているサイトのurlも貼っておきます。
http://jp.jnocnews.jp/news/show.aspx?id=28529

中国地震:チベット人留学生が募金 被災者支援、きょう新宿で呼び掛け /東京

 中国青海省の地震被災者の力になりたいと、同省出身の在日チベット人留学生たちが募金活動を始めた。その一員で桐蔭横浜大大学院博士課程在籍のチュイデンブンさん(36)=横浜市=は「学校も住居も寺院も壊れ、復興はこれから。わずかでも力になりたい」と話す。25日午後、新宿区の新宿中央公園で協力を呼び掛ける。

 チュイデンブンさんによると、同省出身のチベット人留学生は、北海道大、金沢大、南山大など全国に21人。うち十数人が連絡を取り合い、各地で募金をし、1カ月後に現地へ送ることを決めた。

 青海省は中国でも内陸部の貧しい地域だが、10年以上前から名古屋市の企業が日本語学校を開設。04年に地元大学に日本語学科も設置され、省内のチベット人の間で日本語学習熱は高いという。10年近く現地で教え、父親のように慕われている日本語教師もいる。

 「先生、大丈夫ですか。後輩たちの家族は無事ですか。できることはないですか」。14日、地震を知ったチュイデンブンさんは現地にメールを送った。別の留学生も国際電話を掛けた。

 「日本語学科の女子生徒の1人は、おじ一家5人全員が亡くなり、義姉とめいが亡くなった生徒もいる」「テント、水、食料など当面の緊急物資は足りている。これから家屋の再建に資金が必要になるだろう」--現地からは徐々に被災地の様子が伝わってきた。

 募金活動は5月21日まで。現地に届いたことを確認して報告書も作って公開する予定という。寄付の振込先など問い合わせは、メール(bk14ktdy@yahoo.co.jp)で。【藤田祐子】

〔都内版〕

2010年4月23日 (金)

チベット青海玉樹地震についての情報源

4月14日に起こった中国青海省玉樹チベット族自治州での地震について、
その後の被災地の様子や救援活動の経緯をフォローしている
日本語の情報源を以下にいくつか紹介します。(よく聞かれるので)

▼チベットNOW@ルンタ
インド・ダラムサラ在住の中原一博さんのブログ。
これを読んでいれば、ほとんどの情報はカバーできます。
http://blog.livedoor.jp/rftibet/

▼中国青海省玉樹地区地震緊急援助西寧
現地で活動する「Yushu Earthquake Relief」の日本語ブログ。
医療を中心とする救援活動の様子が随時更新されています。
http://yushuquakeinfoj.blog2.fc2.com/
【2010/05/04追記】中国当局の撤収命令により活動を中断しているようです

▼Googleニュースを「チベット」で検索
日本のメディアの報道、日本語に訳された中国・欧米メディアの報道が一通り読めます。
http://news.google.co.jp/news?q=%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88&hl=ja&lr=&ie=UTF-8&inlang=ja&sa=N&tab=wn

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