チベット高原・ヒマラヤの文化遺産を守る「チベット・ヘリテイジ・ファンド」が支援会員を募集中!
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チベット・ヘリテイジ・ファンド(Tibet Heritage Fund)は1996年、チベットの古都ラサで生まれた非営利組織。急速に再開発の進むラサで、歴史的建築物の修復を手がけたのが活動の始まりだ。その後、チベット高原各地から北京、ラダック・シッキム(インド)、モンゴルへと活動範囲を広げていった。日本人も含む多国籍のメンバーで構成され、現在、ドイツ・ベルリンおよび香港でNPO法人として登録されている。
かつてラサでは某安宿に拠点を置き、多くのチベット人・欧米人とともに、色々な得意分野を持つ日本人たちが参加していたため、日本人バックパッカーの間でも知られた存在だったと思う。活動の一環として発行していた旧市街の詳細な地図や建築物の図面集は圧巻。Googleマップなんてなかった当時、小さな路地までカバーした正確な平面図というだけで、マニアにはたまらないお宝だった。もちろん今でも貴重な資料だ。
なんて昔話はともかく、そんなチベット・ヘリテイジ・ファンド(以下THF)が「チベット ヘリテイジ ファンド(THF)支援の会」を設立。日本での支援会員募集をスタートした。これまでの活動の報告、支援方法、連絡先など、下記のリンクに詳しい冊子(pdf)があるので、ぜひご一読を! プログラム・ディレクターの平子豊さんのインタビュー(『ソトコト』掲載)もぜひ。
▼チベット・ヘリテイジ・ファンド日本語パンフレット(カラー・12ページ・約3.4MB)
http://www.tibet.to/thf/THF_japanese.pdf
▼平子豊さんインタビュー(ソトコト)
http://www.sotokoto.net/jp/interview/?id=103
▼チベット・ヘリテイジ・ファンド公式サイト(英語・チベット語・中国語)
http://www.tibetheritagefund.org/
なお年会費・寄付金の受付は銀行振込だけのようだ。PayPalとかに対応していれば、私のように酔った勢いでポチる層も取り込めそうだが、そんなのより長期・継続的なサポートが求められているのは言うまでもない。PDFではなく紙の冊子も私の手元にあるので、有効に使っていただけそうな方は是非ご一報を。よろしくお願いいたします_(._.)_
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