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2010年3月

2010年3月18日 (木)

チベット人中学生ら500人が抗議行動。3/14、アムド・マチュ(中国甘粛省瑪曲)で

3月10日は、1959年、中国の侵攻に対してラサのチベット人たちが蜂起した記念日。2008年のチベット動乱も3月10日のラサでの抗議行動が発端となり、3月14日にチベット全土に広がった。

2010march_lhasa01_2今年の3月10日、中国当局は厳戒態勢でこの日に臨んだ。ラサでは事前の「厳打」キャンペーンにより、居住証をもたないチベット人など約500人が拘束されたという。

「厳打」キャンペーンによるチベット人逮捕者、500名に(ダライ・ラマ法王日本代表部事務所)
China steps up security crackdown in Tibet(AFP)

2010march_lhasa02_2上の写真は3月に入ってからラサのメインストリートで撮影されたもの。
一方、左の写真も同時期のものだが、ちょうど海外の報道陣を招いたプレスツアーを行なったときのもののようだ。武装警察にジャージを着せてソフトなイメージを演出しようとした、というのが現地の推測だ。

ラサでは武力による威嚇で封じ込められたチベット人たちの思いだが、2月にはアムド(東北チベット)アバ(四川省アバ県)、3月にはカム(東チベット)ザチュカ(四川省石渠県)でチベット人による座り込みなどの平和的な抗議行動があった。
武装警察の妨害に抗議、チベット族数千人が座り込み--四川省(Record China)

Machu_school_2そして、3月14日のアムド・マチュ(甘粛省瑪曲県)。再び立ち上がったのは学生たちだった。マチュ県チベット族中学の学生約30人が町の中心部で声を上げ、「チベット独立」「チベットと中国の対話」「ダライ・ラマ法王の長寿」などを叫ぶ市民500〜600人が加勢。約40人が拘束されると、400〜500人が県政府庁舎前で解放を求めたという。マチュ周辺には約3000人の武装警察が配置されたと伝えられている。
写真は↓記事から転載。
Tibetan Students Stage Protest(Radio Free Asia)

Kyapchen_2マチュ県チベット族中学といえば、作家のキャプチェン・デドル(加布青・徳卓)が校長を務めていたが、今はどうなったのだろうか?
キャプチェンは「チュンメー」というチベット文学サイトの創始者のひとりでもあり、もうひとりの創始者クンチョク・ツェペルは昨年、国家機密漏洩罪で懲役15年の判決を受けている。
チベット人作家2人に懲役15年/5年の判決(チベット式)
著名藏族作家 瑪曲藏族中学校長 加布青(甘粛名師頻道)

【3/20追記】
上記キャプチェン・デドル校長は、学生たちの抗議行動の後、解雇されたと、Radio Free Asiaは伝えている。
Firings Over School Protests(RFA, 2010/03/19)

2008machu_kids_mosaic_2現地出身のチベット人によると、マチュは金(きん)が採れるため豊かな地として知られ、遊牧民も比較的裕福だという(ちなみに、マチュとは“黄河”の意味)。チベット人たちがパワーをもっているためか、下の画像リンクから思い起こされるように、2008年の動乱で中心地のひとつにもなった。
マチュに限らず、2008年に拘束された後、行方が知れないチベット人はまだ多い。とても「なかったこと」にできるものではない。
Machu, Amdo Tibet (uprisingarchive.org)

2010年3月13日 (土)

【イベント】3/20〜29@神楽坂「渡辺一枝写真展〜チベットのはなしをしよう」

チベットに通い続ける作家・渡辺一枝さんの恒例の写真展です。
ギャラリートークも楽しみ♪

100320ichie_postcard渡辺一枝写真展
〜チベットのはなしをしよう〜

■2010年3月20日(土)〜3月29日(月)
 11時〜19時(最終日16時終了)
■ギャラリートーク(各日14時〜)
 3/20・21・22・27・28
■会場:セッションハウス・ガーデン
   (東京都新宿区矢来町158)
   東西線神楽坂駅1番出口徒歩2分
■主催:椎名誠事務所
■協力:講談社、セッションハウス

【イベント】3/27(土)@渋谷アップリンク『雪の下の炎』上映+トーク(楽真琴監督×長田幸康)

Yukinoshita_big_2中国支配下のチベットで33年間におよぶ投獄に耐え抜いた僧侶パルデン・ギャツォ師を描いたドキュメンタリー『雪の下の炎』のDVDがいよいよ発売される。

これを記念して、お馴染み渋谷アップリンクで上映会とトークショーが開催される。
トークショーは、ニューヨークから一時帰国する楽真琴監督と私・長田。直接お会いするのは、意外に初めてだ。

お時間のある方は是非!

2010年3月27日(土)開場18:30 / 開演19:00
■19:00 上映『雪の下の炎』
■20:20 トーク(楽 真琴監督×長田幸康氏)
(21:20頃終了予定)
■会場:アップリンク・ファクトリー (渋谷区宇多川町37-18トツネビル1F)
■イベント料金:1,500円(1ドリンク付)
★当日、DVDを先行発売予定

詳細・ご予約はアップリンクのサイトにて↓
http://www.uplink.co.jp/fireunderthesnow/news/index.php#896

Yukinoshita_book『雪の下の炎』公式サイト

楽 真琴 監督ブログ

▼書籍『雪の下の炎』(パルデン・ギャツォ著)(amazon.co.jp)

▼【記者ブログ】チベット特集:雪の下の炎は消えず(福島香織)

【イベント】3/21(日)@大阪「チベットってどんなとこ?」映画・トーク・コンサート

大阪でのイベントのお知らせ。
映画、トーク、コンサート、そしてチベット料理と、
盛りだくさんです!
以下、ご案内を転載させていただきます。

『チベットってどんなとこ?』

チベットってどんなところ?
チベット人ってどんな人たち?
チベット仏教ってどんなもの?

『チベットを知りたい』をテーマに、チベット仏教
とそれに密着したチベット人に関する映画上映、
チベットの現状を見てきた旅人の対談、
そしてチベット音楽のミニコンサートを盛り込んだイベントです!
おかわり自由のチベット菓子(カプセ)とハーブティや、
チベット風すいとん(テントゥック)、バター茶など
チベットの雰囲気盛りだくさんで皆様をお待ちしております!



■日時:3月21日(日)9時30分より
■場所:大阪市立中央青年センター B棟三階和室。
■入場料:500円(チベット風すいとん1杯付)
■申し込み:amenofuchikoma@hotmail.co.jp(河野宛)
■主催:アムネスティ日本チベットチーム
■協力:ガレガレワークス、ヒマラヤ・アーカイブ・ジャパン、シネマ・アザディ、レイライトジャパン、川辺ゆか(敬称略)

【イベントスケジュール】
9:30開場
9:40〜11:30 「モゥモ・チェンガ」
11:35〜12:20「チベットの高僧」
12:30〜14:20「モゥモ・チェンガ」
14:30〜16:45  対談、プチコンサート



■上映映画

「モゥモ・チェンガ」
作品解説:(ガレガレワークスHPより)
「モゥモ チェンガ」=「満月ばあちゃん」と呼ばれるチベット難民のおばあちゃんの日常生活に、カメラが寄り添うようにして過ごした日々の記録である。
http://www.galegale.net/index.html

「チベットの高僧」
作品解説:(ヒマラヤアーカイブジャパンHPより)
バンクーバーの街中で偶然出会ったカナダ人青年とチベット仏教の若き高僧。過酷な修行、ヒマラヤ越え、西洋への布教?高僧の半生に青年は深い感銘を受ける。やがて、二人は僧侶の故郷・チベットへと向かう〜スペクタクルな風景と共に描かれる真実の物語
http://himalaya-japan.net/index.html

■対談「チベットのいま」
昨年、チベットを旅行して生の状況を見て、聞いてきた2人が
チベットの現在を写真を織り交ぜながらレポートします。

★石島ぱぴ
幼い頃にチベットの苦難を知り、以来里親やチベットサポートイベントの開催など、チベット支援に積極的に参加。昨年は長期にわたりチベット各所を旅行。チベットで見てきた事、知った事を多くの人に伝えたいと奮闘中

★風来坊
長年リーマンパッカーとして世界各地を旅行していたが、ネパールでチベット人のパワーに圧倒されてチベットに興味を持つようになった。昨年、長年勤めた会社をやめて単独でチベット本土を旅行。現在、チベットの楽器”ダムニェン”に熱中。
GO!GO!TIBET http://www.geocities.jp/gogotibet/

■チベット民謡プチコンサート
チベット高原に昔から伝えられてきた民謡を弦楽器ダムニェンに合わせて歌います。
★川辺ゆか
自らの足で訪れ時間をかけ宝物のように拾い集められた音楽を異国の言葉と美しいメロディーで表現 。国境を越えて日本、チベット、東地中海、アイルランド等々の歌をうたい、奏でる。関西を拠点にオランダ、オーストリア、ウズベキスタンほか各地で演奏を行う。
川辺ゆかHP http://homepage2.nifty.com/utauaho/

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