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2009年10月

2009年10月25日 (日)

【イベント報告メモ】10/24「チベット人と訪ねる『聖地チベット』展」(第1回)

チベット人と訪ねる「聖地チベット」展の第1回。
ほんと簡単で申し訳ないんですけど、報告メモです。

参加者はたしか15人(チベット人2人、うち1人は元僧侶)。
館内ツアーそのものは約2時間でした。
その後の食事&懇談の場でのチベット人2人のコメントを、
ケータイで必死でメモれた範囲で紹介します。

  • 難民2世なので、チベット本土にある仏像、歴史の古い仏像を見たのは、生まれて初めて。本の中の写真でしか見たことがなかった。インドやネパールでは見られない。日本で、日本人と一緒にお参りできて嬉しい。

  • 違和感あったのは、仏様・神様が「裸」で展示されていること。チベットの仏像は本来それぞれの衣服・装飾をまとい、信者の捧げるカタ(祝福を意味する白い布)に覆われている。日本人の常識に合わせて、仏像の本体だけを見せるために、服を脱がせて展示しているのかも。

  • 違和感その2。仏像の並び順や配置も本来のものではない。本来の場から切り離されている。

  • 展示会が終わったら仏像はちゃんと元のお寺に戻してほしい!

  • 思っていたより多くの人たちが見に来ていて、チベットに関心を持ってくれることが嬉しかった。

  • チベット人として誇りに思う。“天空の至宝”というサブタイトルのように、“チベットの”というより、世界の、天空の宝として、見てくれるといいと思う。

  • 在日チベット人の多くは「見に行ったほうがいい」と言っている。まず見て、チベットに興味をもつ入り口にしてほしい。
  • ▼写真はチベットの菩薩像。チベットではこういう派手なのが普通ですが、上野には来てません。日本人には、ありがたみなさそうだからでしょうか。

    Bosatsutachi_3
    展示の仕方については、
    仏像やタンカを、美術品、モノとして見ている日本人にとっては(他の美術展と同じで)まったく違和感ないようです。
    それがどんな環境で、どんな人たちによって、どう使われているのか、という文化を紹介する気はまったくなく、
    (知りたいというニーズもほとんどなく)
    あくまで美術品として、美術的価値を基準に紹介している展示会、ということでしょう。
    こうした展示のカタチをつくりだしたのは、
    日本人自身の価値観とも言えそうです。
    …みたいな話も出ました。

    「チベット人と訪ねる『聖地チベット』展」、今後も続きます。
    チベット人がどんな思いを抱いているのか、直接感じるチャンスです。

    本日(10/25)第2回です。

    【イベント】10/24&25「チベット人と訪ねる『聖地チベット』展」

2009年10月22日 (木)

【イベント】10/28(水)@渋谷アップリンク『風の馬』他上映+トーク(石濱裕美子×長田幸康)

1998年、『風の馬』(Wind Horse)という映画が公開されました。

チベットの都ラサで暮らす家族3人の物語です。
兄ドルジェ(ジャンパ・ケルサン)は無職。
妹ドルカ(ダドゥン)は歌手デビューを控えていた。
ある日、従妹の尼僧ペマがチベットの自由を叫んで投獄され、
拷問を受けてふたりの家に担ぎ込まれた…。

Kazejaketチベットで今も繰り返されているこうした惨劇を描いた、事実をもとにしたドラマ。
フィクションだからこそ、
今なお自由を奪われているチベット人の気持ち、
目を背けたくなるような現実が、端的に描かれています。
当然チベットでは撮影許可などおりないため、
チベット本土の映像はゲリラ撮影されたもの。

歌手ドルカ役で出演しているダドゥン(ダワ・ドルマ)は、
チベット本土で人気だった本物の歌手です。
活動が制限されて亡命せざるをえなくなった過程は、
昔々の拙著『ぼくのチベット・レッスン』(社会評論社)に書きました。
宣伝宣伝☆個人的にけっこう思い入れアリです。
彼女の歌は今も定番としてチベット人歌手にカバーされ続けています。

で、『風の馬』日本語字幕版DVDが11/6にアップリンクから発売
記念イベントが10/28(水)に開催されます。

10月28日(水)開場18:30 / 開演19:00
■19:00 上映『風の馬』(97分)
■20:45 トークショー(石濱裕美子氏・長田幸康氏)
■21:20 上映『Uprising in Tibet 2008〜チベット騒乱の真実』(51分)

■会場:アップリンク・ファクトリー (渋谷区宇多川町37-18トツネビル1F)
■イベント料金:当日1,500円 / 予約1,300円
★当日来場者に限り、『風の馬』DVDを25%引きにて販売します!!

詳細・ご予約はアップリンクのサイトにて↓_(._.)_
http://www.uplink.co.jp/windhorse/news.php#692

『風の馬』は10年以上前につくられたものですが、
内容はまったく古くなっていません。
最新事情を伝えるドキュメンタリー『Uprising in Tibet 2008〜チベット騒乱の真実』も併せてご覧いただきつつ、
トークショーでは、むしろひどくなっているチベットの現状について、
(なのかどうか、まだ決めてないのですが(^^;)
石濱先生と熱く語らせていただこうと思います。

平日の、ちょっと遅い時間なので、
そんなに人も集まらないかもしれないですが
(なんて言ってはいけませんね(^^;)
石濱先生と濃い時間を共にするには狙い目かもです♪

お時間ある方、ぜひお越し下さい!

2009年10月21日 (水)

【イベント】11/8 ミニシンポジウム「チベット人ジャーナリストと見る「聖地チベット」展」@早稲田

続々イベントのご案内。

見る・聞く・考える「聖地チベット—ポタラ宮と天空の至宝—」
◆チベット人ジャーナリストと見る「聖地チベット」展◆

ダライ・ラマ14世同行取材のため来日中のチベット人ジャーナリスト2人を迎え、
上野の森美術館「聖地チベット」展に展示中の「美術品」について、また展示を巡るさまざまな話題について、
意見交流の機会を持てることになりました。

聖地チベット展をご覧になって「何かもの足りない」と思われた方、
「これはこれでいいじゃん」と思われた方、ぜひお越し下さい。
チベット文化の奥深さ、チベットの魅力について、
さらに感じる機会になればと思います。

■日時:2009年11月8日(日)午後2時〜4時半
■場所:新宿区立榎町地域センター4階多目的ホール(新宿区早稲田町85)→地図
■参加費:700円
■主催:ノルブ・クリエイト
■問い合わせ:090-7108-1913

■内容
・「聖地チベット」展解説 長田幸康さん(I Love TIBET!主宰)
・在日チベット人からの報告ツェリン・ドルジェさん(SFT Japan代表)…聖地チベット展についての経緯とSFT Japanの活動について
・パネルディスカッション
・シェーラプ・ウーセルさん(記者、亡命政府報道官)
テンジン・チュジョルさん(亡命政府法王庁カメラマン)
・ツェリン・ドルジェさん(SFT Japan代表)
 ほか

■言語:日本語、チベット語、英語(通訳あり)
■予約不要
■終了後、懇親会もあります(参加費別途)。参加希望者は事前にご予約ください。

【イベント】10/24&25「チベット人と訪ねる『聖地チベット』展」

イベントのご案内。急ですみません。
でも何回かやるので、今回ダメでも是非また。

見る・聞く・考える「聖地チベット—ポタラ宮と天空の至宝—」
◆ チベット人と訪ねる「聖地チベット」展 ◆

上野の森美術館で開催中の特別展「聖地チベット—ポタラ宮と
天空の至宝—」
が話題となっています。展示は、仏像や仏画
などの文化財を、主に美術的見地から紹介するものですが、
チベットの文化的土壌では、本来、仏像や仏画は仏教の教えと
切り離して「鑑賞」するものではありません。

せっかくの機会です。
海を渡ってきた、異なる文化の大いなる結晶を、卑近な尺度で
解釈してしまうのではなく、背後に広がるチベット世界そのものを
感じるてがかりにしませんか?

9月26日に開かれた「第6回チベットの歴史と文化学習会」
きっかけとなり、在日チベット人が講師となる見学ツアーが
実現することになりました。

美術の専門家や研究者ではなく、チベットの文化を血肉で
受け継ぎ、チベットのこころを持った人たちがつむぐ言葉を
直接聞いてください。きっと、リアルなチベット・ワールドに
また一歩、足を踏みだせるはずです。

■開催概要

【第1回】
日時:2009年10月24日(土)11:00〜15:40
集合:上野公園・西郷さん銅像前(11:00)
講師:在日チベット人
内容:「聖地チベット」展見学、
    チベット人講師を囲んでの昼食とおはなし
参加費:3500円
    (入場料、飲食費、資料代、講師料含む)
定員:10人(完全予約制)
主催:「チベットの歴史と文化学習会」有志
協力:在日チベット人コミュニティー


【第2回】
日時:2009年10月25日(日)13:00〜17:30
集合:上野公園・西郷さん銅像前(13:00)
講師:在日チベット人
内容:「聖地チベット」展見学
    チベット人講師を囲んでの軽食とおはなし
参加費:3500円
    (入場料、飲食費、資料代、講師料含む)
定員:10人(完全予約制)
主催:「チベットの歴史と文化学習会」有志
協力:在日チベット人コミュニティー


■お申し込み

急な告知となり申し訳ありません。

Webサイトなどの準備が間に合いませんので、
第1回・第2回については、以下のフォーマットで
タイトルを【第○回見学ツアー申し込み】
(○には1または2の数字を入れてください)
として、メールで、lung-ta@nifty.com までお願いします。
折り返し、食事会場などの詳細や電話での
問い合わせ先を返信いたします。
また、いただいた個人情報はツアー開催の
連絡のためのみに使用し、終了後は速やかに
破棄いたします。(そのため、できれば、当日の
急な列車運休や待ち合わせにはぐれたなどの
緊急事態にも対応できる連絡先をご記入ください)

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第(   )回(10月__日)の見学会に申し込みます

【お名前】

【ご住所】

【電話番号】

【どこで知りましたか】

【参加きっかけや一言あれば】

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※鑑賞券を自前で準備される方は¥2100です

※一緒に見学して、その後おはなしを聞いてこそのツアー
 ですが、今回のみ、「どうしても見学だけ同行したい」
 「食事会のみ参加したい」という方がいればご相談ください

※第3回はダライ・ラマ法王来日講演などが終了した後の
 11月中旬以降に開催予定です

2009年10月18日 (日)

上野のアレに行ってきた!聖地チベット ポタラ宮と天空の悲報、秘宝じゃなかった至宝

http://www.seichi-tibet.jp/
聖地チベット ポタラ宮と天空の悲報、秘宝じゃなかった至宝だった

そもそも100%中華系の展示会なので、何も期待してはいない。
さんざん寺を壊したり、坊さんを拷問しておいて、
仏像もってきて至宝って言われても。
征服者は被征服者の財宝を思うがままに見せびらかせる、
って、いつの時代の話だ。とか長くなるので
↓こういうのを見ていただくとして、
http://www.seichi-tibet.com/

めったに見られないっぽい仏や菩薩が、
先方から来てくださるのだから、
諸々の経緯を踏まえつつ、拝観にでかけた。

2009101812470000_2主催に朝日新聞社、TBS。
会場がフジサンケイグループの上野の森美術館。
広告代理店が、読売広告社を含む博報堂グループの大広。
と、メディア系列すべて揃っていて、
このさい波風たてないよう、みんなで泥をかぶりましょうよ、
抜け駆けして何か言うなよ、みたいな
見事なオトナの事情的構図だ。
とくにサンケイは金をもらう側なんだろうな、この場合。
その分、他で頑張ってもらいたいものだ。

さて土曜日ということで、かなりのにぎわい。
会場の狭さが輪をかけて、
巡礼でにぎわうチベットの寺みたいで、ちょっといい。

冒頭にある、チベット文化圏の地図。
『旅行人ノート チベット』を参考にしすぎじゃないか。
こういう学術的にちゃんとしたっぽい展示会なら、
普通は漢語で書くだろ、という地名まで、
チベット語のカタカナ表記で書いてくれていて、ありがたいことだ。
てか、そのまま写しただけだろう。
よせばいいのに、チベット文化圏の境界を線で囲おうとして、
なぜかダルツェド(康定)を除外している。
たぶん地名が漢字で書いてあるから違うと思ったんだろうな。

展示を見始めて、すぐに感じる違和感。
あたりまえだが、仏像にもタンカにも、
カタ(白い布)が1枚もかけられておらず、
灯明も捧げられていない。マニ車もない。
チベット式の敬意の払い方が一切ない。
かといって手を合わせる人がいるわけでもない。
あと、ちゃんと時計周りに順路をつくってくれないと、
気持ち悪いんですけど。
でもここは日本だから、いいですべつに。
そのへんに落ちてそうなツァツァ(お供えもの)も、
チベット人なら五体投地しそうなダライ・ラマ像(ただし1世)も、
同列で、美術品扱い。
という潔い感じが、いかにも俗っぽいお宝展示会で期待通りだ。

ミンドゥリン寺からずいぶん大量にもってきているらしく、
巨大な仏像5体セット、とか、やはりそれなりに迫力。
いまミンドゥリン寺では、その空間は空っぽなんだろうな。
勝手に(しかし合法的に)持って行かれて。

こういうのが日本で見られるとは思っていなかったので、
カタやバター灯明や山盛りになったお布施や、
巡礼たちの唱える真言なんかを妄想しながら
見終える。

え、もう終わりですか?
1400円にしちゃ少なくないか、
と、普通の人は思わないのか心配になった。
(実際は、金券屋に流れている非売品の招待券を分けてもらって1300円で見た)
でも、興味なかったら、お腹いっぱいかもしれない。

チベットの寺の拝観でいえば、
最初のお堂の1階を見終えたぐらいか。
あと2階と3階と、もう1つお堂見た後、ようやく本堂です、
みたいな感じになる、チベットなら。

お楽しみのスーベニアショップ、ていうか、
これはもう純粋にお土産物屋。
チベット製のちゃんとしたハンディクラフト(↓ラムジョワとか)から、
http://lamdowa.hp.infoseek.co.jp/
中国のイカニモな、よくわかんないお土産、
あと、ちょっとオシャレな感じのグッズ、とか盛りだくさん。
日本語の大変お上手な店員さんのテキトーな営業トークも含めて、
意外にネタ満載で楽しめる。
書籍コーナーも思いのほか充実。
『旅行人ノート』とか『チベットで食べる・買う』とか、
あと、季刊『旅行人』の特集号「ラサの21世紀」まで
置いていただいている。ありがとう。
主義主張を超えたお金儲けは最強です。
ダライ・ラマ法王の著書は置けないだろうけど。

写真はポタラ宮ドロップ。ちゃんと佐久間製菓製(だと思う)。
他にポタラ宮クッキーもあった。
さすが広告代理店が絡むと色んなことが実現するなあ。

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