10年前、ひとりのチベット人が自らの体に火を放った
7月28日、6人のチベット人がインドのデリーで無期限のハンガーストライキを始めた。北京オリンピックおよび中国によるチベット支配に抗議するチベット青年会議(Tibetan Youth Congress)メンバーによるものだ。
今回のハンストは水さえ摂らないという徹底したもの。暑いデリーで、無謀としか言いようがないが、追いつめられて危機感を抱いている600万チベット人の代表として彼らは非暴力の闘いを続けている。(ハンストは昨年もあった)
詳細な経緯は↓で見られる。
Tibetan Youth Congress(英語)
7日目の8月3日には、民主党の松原仁衆議院議員が応援に訪れた。
10年前の1998年3月10日、やはりチベット青年会議のメンバー6人が無期限ハンガーストライキに入った。水とレモン汁だけ摂るハンストだったが、途中で3人が強制的に入院させられ、48日目にはインド警察によって全員が排除された。
そして、このときひとりのチベット人が抗議の焼身自殺を図った。ダラムサラのツェチョリン寺の厨房で働いていたトゥプテン・ングゥドゥプ(Thubten Ngodrub)氏だ。
当時、“I Love TIbet!”ホームページ上でこの「事件」を紹介するページを作った。1989年の春から秋にかけてツェチョリン寺に泊まっていたため、トゥプテン氏を知っていた(と思う、たぶん)からだ。
データが保存されていると思われるMOディスクがすでに読めなくなっていたため、webarchive.orgでサルベージして当時のページを復元してみた。
↓
10年前、ひとりのチベット人が自らの体に火を放った(I Love Tibet!内)
もちろんYouTube等は今回加えたもの。
オリンピックの間も、ハンガーストライキは続く。
↓はトゥプテン氏追悼動画
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