活仏シンガー・盛噶仁波切(Singa)がブレイク!(予定)
チベットの転生ラマ(いわゆる活仏)が台湾でミュージシャンとしてデビュー。盛噶仁波切(Singa)=シンガ・リンポチェのCDはミニマニ車のおまけ付きらしい。
...という情報を、メルマガ「ぷちチベ」読者の方からいただき、さっそく検索してみたらすでに話題沸騰!
下記ブログを見ていただいただければ、プロフィールほか諸々、必要にして十分だと思う。リンクをたどると写真や動画もたっぷり見られるし、着メロだってダウンロードできる。CDの付録には、中国のどこかで作っていてラサで5元ぐらいで売っているミニマニ車(携帯ストラップふう)付き!
↓
「超大型新人 歌うラマ僧Singa」(幸's Blog)
ついでにyoutubeも貼っておこう。「輪廻」。マントラ(真言)部分にはチベット語の字幕も!
せっかくだからチベット風に言うと、シンガ・リンポチェはカム地方ナンチェン(青海省囊謙県)に生まれたディクン・カギュ派の転生ラマ。寺はカ・タシ・ゴンパ(噶扎西寺)。昔の『甘青藏傳佛教寺院』には3行しか記述がないので、90年代以降国外に信者を得て急成長(というか復活)したあのへんの一連のゴンパのひとつなのだろう。ディクン派宗主チェツァン・リンポチェによって転生者に認定されたのは、16歳と比較的遅い。玉樹州民族師範学校出身。インドやネパールでも修行していたそうだ。
もともとチベットの僧院社会では、歌舞音曲や絵画、造形などに秀でたアーティストとして才能を発揮する僧侶は数多い。ギターを弾いて歌ったりする僧侶ミュージシャンはこれまでもいたが、活仏級の僧がこれほどメジャーシーン(?)にポップに(?)登場した例は初めてじゃないだろうか。あからさまに神秘の秘境エキゾチズムを煽るようなあこぎな感じもなく、なんとなく本人も真面目にやってる気がして(←想像)あまり違和感はない。カギュ派は吟遊詩人ミラレパの伝統もあるので、なんかそれっぽくてイイかも。
あ、そういえば、日本でデビューしたチベット三人娘、雪蓮(シュエリエン)はその後どこにいった!?
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