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2006年11月14日 (火)

ダライ・ラマのコトバ集『抱くことば』(イースト・プレス)

無事来日を果たして恒例の国技館講演を終えたチベットの法王、ダライ・ラマ14世。講演やインタビューで語ったり、著書に書いたりしたコトバのうち、印象的なものを(だいたい)100集めた本が『抱くことば』(イースト・プレス、1200円+税)。なんだかもったいぶった本の多いダライ・ラマ本業界における新機軸。

Pic_0010実は“ワードディレクター”(^-^; として100のコトバ選定をやらせていただいた。ダライ・ラマ本の多さから考えて、それほど難しいことはないと初めは思われたが、今回の対象読者は、ダライ・ラマの名前ぐらいはようやく知っているといった層。ほとんどの本は仏教成分が濃すぎて引用に適さない。仏教ネタ以外でも、やはりダライ・ラマ本たるもの格調高く訳さなければならないということになっているらしく、英語で普通に読めばたいして難しくないことが和訳によって妙に高尚に変換されていたりして、けっこう苦労した。

本来、英語の原典から訳し直すのがベストだが、翻訳権の話が発生するし、そもそも時間がない。チベット業界の年に一度のかきいれ時(笑)ダライ・ラマ来日に間に合わせなければならないからだ。
また、すべての出版社が引用を許してくれるわけではない。引用だけで1冊作ってしまおうという、考えようによっては非常に安直な企画であるから、気持ちはわからないでもないが。

Pic_0008というわけで、引用できたのはわずか数冊の単行本、そして雑誌のインタビュー記事だ。
ダライ・ラマにセックスだのドラッグだのと聞いている『プレイボーイ』(98年)、雑誌自体がなくなってしまった『朝日ジャーナル』(92年)のインタビューなどから引用できたのは喜ばしいことだ。雑誌の記事というのは普通あっというまに忘れられてしまって再び日の目を見ることはめったにない。

Pic_0009引用だけで1冊…と書いたが、実際は半分は写真だ。ブルータスのダライ・ラマ特集の時の写真家、グレート・ザ・歌舞伎町が撮ったダライ・ラマやダラムサラがたっぷり楽しめる。
サイズは新書判で、ソフトカバーにビニールカバーがかかっていおり、バッグに放り込んで旅先に持って行っても邪魔にならないサイズと柔らかさ。

パッと開いたところに、何て書いてある?
そんなふうにダライ・ラマのコトバと出会っていただければと思う。

『抱くことば』(amazon.co.jpの該当ページへ)

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