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2006年6月

2006年6月30日 (金)

新刊!チベット仏画・マンダラ塗り絵ブック『癒しの塗り絵』(扶桑社)

チベットの仏画やマンダラを題材にした塗り絵ブックが登場。チベット人絵師の描いた仏画をお手本にしながら「仏を塗り、生き方を振り返る」。石濱裕美子先生の解説付き。
『癒しの塗り絵—美しい密教の仏とマンダラ』(扶桑社)(←amazon.co.jp該当ページへのリンク)

Iyashinonurie_200オトナの塗り絵が流行っているらしい。すかさず(?)チベットものの塗り絵ブックも登場。
写仏塗り絵というのは以前からあったようだし、チベット仏画やマンダラの塗り絵ブックも欧米にはあった。例えばその翻訳モノが『マンダラ塗り絵』(スザンヌ・F・フィンチャー著、春秋社)。その訳者の正木晃先生が続いて『カラーリング・マンダラ』『カラーリング・マンダラ2』(いずれも春秋社)を出版している。
Creating Mandalas.com(スザンヌ・F・フィンチャー)

『癒しの塗り絵』(扶桑社)は仏や菩薩の仏画・マンダラ15点の塗り絵ブック。ミシン目付きなので切り離してお手本を見ながら塗り絵が楽しめるようになっている。お手本の仏画は日本在住のチベット人仏画師ロブサン・シャンパさん等が描いたもの。冒頭に「美しい仏たちの物語」と題して仏画とマンダラの意味を、監修の石濱裕美子先生が解説している。これで950円はお得だ。
ちゅんちゅんタンカ・カフェ(ロブサン・シャンパ)
オカメインコの森 チベット学への招待(石濱裕美子)

前述のマンダラ塗り絵本は「セラピー」色が濃い、というか著者自身がセラピストだし。マンダラの下絵はあるが、色は自由に塗れる。自由に塗ることに意義がある。自由に塗らねばならない。
一方、『癒しの塗り絵』は「できるだけお手本に似た色で彩色するのが望ましいものですが」と、ちょっと弱気ながら手本に従うよう勧めている。塗り終わった絵を広島のチベット寺院に奉納できるよう、願掛け記入欄もある。仏教寄りの立ち位置、というんだろうか。普通にチベット仏教の本に分類されても何の違和感もない。たとえ塗り絵とはいえ仏画やマンダラを乱暴に扱う人はいないだろうというポジティブな考え方(だからこそ出版できたのだろう)も仏教的だ。

真っ白なところに自由に塗れと言われてもどうしていいかわからないけど真似ながらちょっとずつオリジナリティを発揮していくのが得意な日本人には、ぴったりかも?

それにしても、マンダラの塗り絵はさすがに細かすぎる(^-^;
ただでさえ細かいのに、この本のサイズはA4だ。でも、何でもコンパクトにしてしまうのが得意な日本人なら塗り遂げられるかもしれない。頑張ってくれ!いや、頑張ったら癒されないか。

[参考]→砂マンダラ@宮島の大聖院(チベット式)

2006年6月28日 (水)

ダライ・ラマ法王7月帰国!の噂にあえて乗ってみるテスト【ガセネタ注意(^-^;】

「猊下が7月に帰っていらっしゃる」
先月ラサに行ったとき結構あちこちで耳にした噂だ。
すでに本気で準備を進めているっぽい動きも感じた。
そして、44年間閉ざされていたインド(シッキム)・中国(チベット)の国境が
7月6日に再開される。
なぜダライ・ラマ法王の誕生日に?

Lhasa_stationインドに亡命して47年。
ダライ・ラマ法王はずっと「帰国したい」と言ってきた。
そして、中国政府も「帰国を歓迎する」と言ってきた。
条件が圧倒的に折り合わなかっただけだ。

その条件について、なのかどうかは知らないが、
近年、チベット亡命政府は中国政府と「交渉」を続けてきた。
交渉への影響を懸念して、チベット亡命政府は反中国的な動きを一切しなくなり、
チベット人がやめろというものだから世界中のチベット支援活動が停滞した。
歴史に学ぶとすれば、まんまと中国にハメられてるんじゃないかと思うのが普通だ。

ちょうどよかった、「フォーサイト」の記事↓
ダライ・ラマ望郷の思いにつけ入る中国(フォーサイト、2006年6月号)

噂は以前からあった。それはチベット人たちの願望が生んだものだろう。
ある日、あの方が戻ってきて、すべてが元通りになる。
そんな潜在的な願望が、チベット本土に住む600万チベット人の心の底にはある。

今年はちょっと違う気がした。
どうも政治や宗教の世界が組織的に動いているっぽい。
ラサだけではない。
帰国訪問先のひとつになるであろう、法王の生地・アムド地方(青海省周辺)でも同様だそうだ。

まあ噂を流しておいて反応を見るという手口なのかもしれない。
これでメンタルな地均しをしておいて、
いつか近いうちに本当に帰国、という算段か。
あるいは普通に考えて、単なるデマかもしれないんだけど(^-^;

チベット人たちは法王の帰国を心待ちにしているだろうが、
それが結果としてチベット人にとっていいかどうかはわからない。
でも、とにかく時間がない。
中国にはたいして失うものはないが、
時間がたてばたつほどチベット側は不利になる。
ダライ・ラマ法王は70歳を超えた。

71歳の誕生日は来たる7月6日。
インド・中国の関係改善の結果、この日、44年間閉ざされてきたインドと中国(チベット)の国境が開かれることが決まった。
国境の峠の中印貿易、40数年ぶり再開へ(チャイナネット)

面白そうだったので無理矢理結びつけてみた(笑)。

[写真はラサの鉄道駅の駅舎建設現場。「6月20日竣工まであと27日」の看板]

2006年6月 4日 (日)

チベット・ラサ発。新作ヤクの巨大ぬいぐるみが登場!

チベット土産の定番?ヤクのぬいぐるみといえば、かつてはミッション系スーベニアショップ、ペントク(Pentoc)の独壇場だった。昨年秋のペントク閉店後、その命運を案じていたら、先日、同じものがドペンリン(Dropenling)で売られているのを発見。さらにペントクをしのぐ巨大ヤクも登場している。
[以下、写真をクリックすると大きくなります]

Pentoc_closure2まずは簡単な経緯から。以前ラサのツーリストエリアに「ペントク」というゲストハウス+お土産物屋があった。ちょっとオシャレでチベットちっく、しかも中国っぽくないグッズが売られており、チベット人のハンディクラフトの伝統を守ろうというポリシーも相まって、人気を呼んでいた。
しかし、昨年秋にペントクは閉店。その経緯については↓をどうぞ。
ラサのペントク・ゲストハウスが店じまい!"光明"の運命は!?【追悼速報】
(ちなみにゲストハウスは現在も細々と営業を続けている)

一方、「ドペンリン」は一昨年オープンした、同じく伝統ハンディクラフト保全系の外資スーベニアショップ。同じくちょっとオシャレでチベットちっく、しかも中国っぽくないグッズが売られており、さらにミッション系ではないので、仏教モノが豊富なのも嬉しい。詳しくは↓をどうぞ。
チベット一オシャレなお土産物屋はここだ!…ラサの「ドペンリン」
ドペンリンのサイトは→Tibet Artisan Initiative(http://www.tibetcraft.com/)

Yakkin_nuigurumiかつてペントクでは写真(←)のようなヤクのぬいぐるみ(Teddy Yak)が売られており、一部に根強いファン(!?)がいたのだが、閉店してしまって、どうなっちゃったんだろうと思っていた。
が、先月ラサに行った折、ドペンリンに寄ってみたら、なんだ、ちゃっかり同じものが売られているではないか。ちょっとデザインが変わった気もするが、とりあえず無事に引き継がれたらしいと一安心。

Pic_0493そして、ドペンリンのオリジナルぬいぐるみも店頭に並んでいた(←写真。大きさの参考に角を手で握ってみた)。同じくヤクのぬいぐるみなのだが、数倍でかい。角が立派だ。黒ヤクと白ヤクがいたが、白ヤクは汚れが目立ちそうなので、黒ヤクにしておいた。260元。
そう、買ってしまったのだ。
クレジットカードが使えなかったら、たぶん買わなかったと思う。おまけに航空便で送ってしまい(もちろん送料のほうが高い)、それが本日到着した!

ただし足がやけに短いため、すわりが異常に悪く、前のめりになってしまってマトモに立てない。いったいどういうデザインなんだろう。
そして、ドペンリンがすごいのは、このサイズが“ミディアム”であるということ。つまり、さらにでかい“ラージ”があるのだ。

Dropenling_yak_large_5というわけで、白ヤクLサイズと戯れるドペンリン店員さんたち(←写真)。売り物のヤクに乗っからないように。
でもって黒ヤクLサイズは売れてしまったそうだ。こんな邪魔くさいものを買ったやつがいたのである!
もし売り切れてなかったら、あやうく買っているところだったので正直ホッとした。

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