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2006年2月

2006年2月18日 (土)

チベット人の動物愛護イベントを(案の定)中国が弾圧

オリンピックを前に野生動物保護を必死に訴えているかにみえる中国だが、本音はどうなのだろうか?
大切な民族衣装を焼いてまで動物愛護への決意を示そうというチベット人が自発的に行なったイベントに、中国当局が中止の通達を出した。

amdo_girlすぐ直前の記事「毛皮なんて恥ずかしい! チベットの民族衣装に大異変!? ていうかダライ・ラマの影響力は絶大。」でお伝えした通り、チベット・アムド地方(中国青海省同仁県)のロンウォ寺(隆務寺)を中心に、チベット人が本来大好きな毛皮を集めて燃やしてしまおうという自発的なキャンペーンが進行していた。
2月12日、現地の暦で正月15日の吉日にクライマックスを迎えるはずだった。

中国当局は当初静観していたが、妙に盛り上がっているのを見て、本当の矛先がいずれどこに向くのか本能的に察知したのだろうか?
イベントを禁止する通達を出し、地元幹部には口頭で「参加したらクビだから」と言い渡した。よほど多くの幹部が参加するつもりだったらしい。

ありがたいお寺で毛皮を焼いてもらう気満々ですでに多くの人々がロンウォ寺に向かっていたが、町に着いてみて通達を知り、仕方なく村に帰る途中で自分で燃やした者もいた。
警察および近隣の基地から軍も動員されて警戒にあたったという。

チベット人たちが突然動物愛護に目覚めたのはダライ・ラマ法王の説法が効いたからだ。
中国当局の気に障らないわけがない。
もともと「今は畜生だけど、前世では自分の母親だったかもしれない」という輪廻転生を信じるチベット人であるから、動物の命を慈しむメンタルな素地はある。ただ実践がほとんど伴っていなかっただけだ。法王の言葉でようやく目覚め、アクションを起こしたのである。
毛皮さよならキャンペーンはすでにアムドからラサやカム(東チベット)にも広まりつつあるという。
[写真は悪い例]

中国人がいくら誠心誠意チベットの役に立とうとしても疑いの目で見られるのと同様、チベット人が何か始めると、中国当局はダライ・ラマが裏で糸を引いているのではないかと疑心暗鬼になる。
まあ実際けっこう引いているわけで(笑)今回は法王の影響力を示すデモンストレーションとして大いに役に立った。
古くはツォンカパ大師、そしてパンチェン・ラマ10世とダライ・ラマ14世を生んだ地だけあって、じわじわと理詰めでねちっこく攻めるのが得意なアムドのインテリチベット人たちは実はあれこれ深謀遠慮を巡らせているのかもしれない。次はどんな手を打ってくるのか楽しみだ。

元記事(英語)はこちら↓(画像あり)
Burning of wildlife skins prohibited as tensions rise in Rebkong(TibetInfoNet)

2006年2月13日 (月)

毛皮なんて恥ずかしい! チベットの民族衣装に大異変!? ていうかダライ・ラマの影響力は絶大。

チベット人といえば派手派手のケモノ柄民族衣装大好き!で知られている。
が、チベット人たちが自らの毛皮を燃やしてしまう一大キャンペーンがスタート。
理由は「ダライ・ラマ法王が、そーいう毛皮は恥ずかしい、とおっしゃった」から。

lhagang_tiger2月7日、アムド(東北チベット)のレプコン(中国青海省黄南チベット族自治州同仁県)で“毛皮を燃やそう”キャンペーンが始まった。率いるのは地元のチベット人ツェテン・ジャとゴンポ・ジャの2人。キツネ、ヒョウ、カワウソなどなど伝統的な民族衣装を彩る毛皮が集められ、現地の名刹ロンウオ寺(隆務寺)の広場で盛大に火が放たれた。
2月12日、つまり昨日は現地の暦で正月の15日。新年の大祈祷祭の最終日に、火祭り?はクライマックスを迎えたようだ。

大好きな毛皮をなぜ!?
[写真は悪い例]

これに先立つ1月初旬、ダライ・ラマ14世はインドのアマラヴァティで12日間におよぶカーラチャクラ大灌頂の儀式を執り行っていた。
1月10日、法王は説法の中で野生動物の保護を説いた。
「毛やら皮やらで着飾った人々の写真を見るにつけ、恥ずかしくて生きた心地がしないよまったく」
法王は「チベットに帰ったらそう伝えるように」と念を押した上、その後のスピーチでも何度も野生動物、稀少動物との共生を訴えた。

命あるすべてのものを慈しむダライ・ラマ法王がそう言ったのは初めてではないが、普段法王の説法など聞く機会のないチベット本土から来たチベット人にとっては初めてだったかもしれない。
驚いただろうな。
カーラチャクラ大灌頂の参加者10万人以上のうち、チベット本土から約1万人が参加。そのほとんどは、特に毛やら皮やらが大好きな東チベット・東北チベットの人々なのだから。

カーラチャクラ大灌頂の後、環境NGO等によるイベントが開催された。本土から来た約3,000人のチベット人が「ケモノは着ません、買いません」という誓約書に署名した。

それを受けてのチベット本土での毛皮さよならキャンペーン。
なにも燃やさなくてもいい気もするし、毛皮に本能的に魅かれてしまう人も多いだろうし、毛皮しか着るものがないっていう人もいるだろう。
が、インドにいるダライ・ラマとチベット本土が直結しているという点が、単純に面白い。
やけに反応速いし。

あきらかにダライ・ラマの影響とわかっていても今回の場合、中国当局はノーリアクションだ。
オリンピックに向けて自然保護を訴えまくる必要があり、チベットカモシカ(チルー)を五輪マスコットに選んでしまった手前、文句は言えないだろう。他のテーマなら、ただちにつぶしにかかるだろうが(^-^;

元記事(英語)はこちら↓(画像あり)
Tibetans burn animal skins in Rebkong(TibetInfoNet)

2006年2月 1日 (水)

ダライ・ラマ健康法@BRUTUS

PIC_0056今日発売の『BRUTUS』No.587の特集は「Be Cool, Be Healthy」。
トップにダライ・ラマ法王(71歳)ウォーキングするの図!
法王の健康法は瞑想+食事+ウォーキング(ランニング?)らしい(!?)。
袈裟は着てるけど、数珠は外してますね♪

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