ラサのペントク・ゲストハウスが店じまい!"光明"の運命は!?【追悼速報】
ラサのペントク・ゲストハウス&レストランが先週、閉店してしまった。
常宿にしていたパッカーも多いはず。
区画整理の一環らしい。
前の記事で、カレンダーを紹介したばかりだというのに……。
まだラサにネットカフェなどなかった頃(といっても、そう昔の話じゃない)、
バルコル近くの安宿エリアにあって、国際電話やFAX、カラーコピーがマトモに使えて、夜になればハリウッド映画のビデオが上映される…そんなちょっとススんだスポットだった。中国くささのない点も人気の秘密だったかも。
[写真は公式サイトより。左端に写っているのは、奧にある中級ホテル・シャンバラホテルの入口]
1階のショップには、おなじみのヤクのぬいぐるみ(Teddy Yak)や指人形をはじめ、それまでのチベットにはなかったセンスのハンディクラフトが並んで注目を集めていた。
まあ某ミッション系ということで仏教に冷たかった点がアレだが、チベットの伝統工芸を応援しようという意図は感じられた。
カレンダーを毎年おみやげに買って帰るというファンも多い。
ペントクはネット通販もやっていて、何度かお世話になったことがある。スタッフにメールしてみたところ「残念ながらホントに閉店。建物を確保できなくなり、宿も食堂も運営できなくなった。近い将来、何かの形で復活できたらなあ」という返事だった。
ヤクのぬいぐるみの運命は? カレンダーはどうなってしまうのか!?
とか長々と書いたわりには、実はペントクは仕方ないと思う(^-^;
仏教に冷たくした仏罰だったりして(^-^;
それより心配なのは、古い建物が並ぶあの一角のフルリニューアルが予定されているらしく、
正式名は何だったかな、「光明」(ウーセル)といえばわかる、あの並びにある昔ながらチャカン(茶館。トゥクパもあるけど)の運命も懸念されているのだ。あ、これだ、これ→光明商店餐館(「中村のチベット茶館」より)。
テーブルに1角札を積み上げてミルクティーで延々粘るチベタン専用の憩いの場がまたひとつ消えていくのか? 要注目。
[この件については何人かの方から情報をいただきました。ありがとうございました!]
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