チベット3姉妹「シュエリエン」デビュー間近…「華流」だって(AERA)
チベット人シンガーとしては(たぶん)初の日本メジャーデビューの3姉妹「シュエリエン」(Xuelian)。「咲いた」はNHK連ドラ「理想の生活」の主題歌として10/10から流れる。CD発売とドラマのスタートに合わせて「AERA」誌(2005.10.10)に記事が出た。きっと今後ものすごい勢いで露出することだろう。本気だ♪
記事は「AERA」(2005.10.10)のp.58のエンタメ枠。
「中国四川省にあるチベット族の自治州出身」とあるが、具体的には四川省アバチベット族羌族自治州の小金県。四姑娘山の近くですね。
「シュエリエン」(Xuelian)は「雪蓮」。漢方薬にもなっているチベット高原の高山植物の中国語名だ。そしてファーストシングル「咲いた」のB面?は「青蔵高原」。次のシングルが「シャングリラ」。
……チベット現地を知っている人なら、何もかも「ベタ」だとわかって嬉しくなってしまうはず(^-^;
絵に描いたようなエキゾチズム!異文化エリアで売るには欠かせない。
3姉妹は長女ナハスマン(24)、次女レオンスマン(23)、三女カルスマン(22)。
普通にチベットのことを知っていても、この名前でチベット人だとわかる人はほとんどいないはず。チベット人はチベット人でも、チベット高原東端のギャロンと呼ばれる地域のチベット人らしい。言葉もいわゆるチベット語とは違う。もしギャロン語だとしたら方言というレベルではなく、源も違う。
とはいえ、もちろん中国や日本から見たら、たいした違いではない!
そういえば、あちこちで「チベット出身」と書かれている。
そうか、あそこも「チベット」なのか、あれ?なんで中国なの?という正しい理解(笑)が広まって、嬉しいのか嬉しくないのか(^-^;
でもそういう文脈で話題にされると商売の邪魔になるだろうから(^-^;やめておこう。
なにせ「華流」だし♪
まあそんなことはともかくー
ギャロンといえば、色々な血が混じっているせいか、美人が多いことで有名なのだ。
リリースされている写真が少なくてよくわからないが、
このさい余計な偏見(笑)はおいといて、歌声と容姿と、チベット風らしきコスチュームを楽しもう!
とりあえず、どっかでライブやんないかな?
てうか試聴できないの?
▼シュエリエン情報といえばここ!
世界でいちばん早いXuelian情報(ブログ)
作詞家の方。思いっ切り関係者なので詳しいです!というか唯一の情報源。メディア露出情報、来日情報など。
▼スポニチの記事
シュエリエン:天空の歌声を持つチベット3姉妹が上陸(2005/10/03)
いきなり「チベット自治区出身」と間違ってます(^-^;
▼CD (amazon.co.jpへのリンク。ジャケ写あり)いずれもテイチク
・咲いた/青蔵高原 [maxi] (2005/10/07)
・SHANGRILA [maxi] (2005/11/02)
・シュエリエン-1 [アルバム] (2005/11/23)
▼3姉妹の出身地ギャロン地域のサイト(jiarong.org)のシュエリエン紹介
嘉榮娯楽(中国語)
写真が大きいです。中国での活躍ぶりなど。名前の漢字表記もわかります。
▼小金県の四姑娘山関係(現在在住の大川健三さんのサイト)
・蜀山女神 四姑娘山
・ヒマラヤ横断山脈の女王谷 - 西南中国の金川流域 -
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