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2005年6月19日 (日)

チベット系ブログ“iTibet”スタート。チベ研究者って日本に何人いるの?

新たなチベ系ブログ“iTibet”がオープンした。大学院で現代チベット研究をしているryoheiさんによるもの。すでに“ちべ者”でも紹介されている通り、いきなりババ・プンツォ・ワンギェの"A Tibetan Revolutionary"のレビューから始まった。味噌煮込みうどんのような(^^;(理由は後述)色んな意味での濃いめの内容が期待できそう。

itibet現代チベット研究というのがまず貴重。
チベットを専門にしている研究者自体、少ないと思うが、いったい日本に何人いるんだろうか?
仏教の研究者なら結構いるし、本なんかも出してたりして、たまにはメディアへの露出もある。仏教関係の大学だったらポストもありそうだし、なにせダライ・ラマとか密教とか、需要あるもんな。あと文化人類学も多少ありかもしれない。
しかし、現代となると絶望的だ。たぶん日本では教える人も稀少だし、だから論文書いても評価できる人もいないし、実家が裕福でもないかぎり食っていける分野でもない。(←想像で書いています)

志ある人たちは絶対いるとは思うんだけど、普段そういう研究者の皆さんの活躍を目にする機会はほとんどない。日本西蔵学会に行って大学院生の発表が1〜2本聞けて感動したくらい貴重だと思う。
欧米で勉強している日本人もいるが、日本に帰って来る意義を見いだせないだろう。

でも今後、チベット問題がスポットライトを浴びた時(←どんな時だ?)、報道ステーションやワールドビジネスサテライトで現代チベットを“普通の言葉”でコメントできる、中国もチベットも知っている日本人がいてくれないと困る。でないと、変な中国専門家に片手間に語られかねない。というわけで、ryoheiさんには頑張っていだきたい!

[画像はトップページ(クリックで拡大)。愛・地球博応援中のryoheiさんは愛知県出身。“ちべ者”のあさださん、“チベット式”の長田を加えて、チベ系ブログのうち3つが愛知県出身者で占められたことになる!…だから何なんだ(^^;]

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