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2004年12月12日 (日)

チベット一オシャレなお土産物屋はここだ!…ラサの「ドペンリン」

ラサでちょっとシャレたハンディクラフト系のお土産を買おうと思ったら蔵医院路のペントクぐらいしかなかったが、今年ようやく、もうひとつの選択肢が登場した。

dropenling1「ドペンリン」(Dropenling)はモスク(ギェル・ラカン)の近く、『旅行人ノート チベット第3版』p.47の地図でいうと「古芸建築美術公司」と書いてある所にある。バルコル内(第2コーナーと第3コーナーの間の内側)にショボい屋台が出ているのを見かけた人もいると思う。

「ドペンリン」は、チベット人に手工芸品製作の職場を提供し、チベット文化の保全につなげる、という意図で展開されている西蔵扶貧基金会の援助プログラム“Tibet Artisan Initiative”の非営利事業の一環。チベット各地の工房で作られたチベットちっくな手工芸品が売られている。英語でよければ、詳しくはTibet Artisan Initiativeのサイト(http://www.tibetcraft.com/)でどうぞ。

ペントクもそうだが、ポイントは、
・チベットぽい
・中国ぽくない
・洗練されたデザイン
・チベット人のためになりそう

最近のチベット土産は、最大の買い手である中国人(漢族)に合わせる都合上、デザインがどうしても中国人好みになりがち。ヘタしたら中国の工場で中国人が作ったものをチベットに持ってきて売っていることがある(本当)。
チベット人も中国人も、色合いやデザインについて言えば、もともとたいしてセンスに違いはないんじゃないかという気もするので(笑)、放っておくと限りなく中国風になっていくだろう。
おいおいそれじゃ困るYO!という人が欧米にいて、頼むからデザインだけはやらせてくれ(金は出すから)……という経緯で、ペントクやドペンリンのような、ちょっとオシャレでシブめなものができあがっているのだと思う。思うだけだけど。まあ、好みなんて人それぞれだから、こんなのはつまらんという人もいるんだろうな。

ロケーションはよくないものの広々しているし、商品のバラエティーはたぶんペントクより豊富。バッグとかドアカーテンとかカーペットとかクッションとかセーターとか紙製品とか物入れとかetc...。どんなものがあるかは、このあたりのページがわかりやすいだろう。もちろん英語も通じる。

なんといっても、某キリスト教系→仏教モノ禁止と噂されるペントクと違い、仏教系のデザインがちゃんとあるのが嬉しい♪ ていうか、ないほうが不自然だよな。
なんかペントクとばかり比べて気の毒だが、従業員の愛想もよくて、やる気が感じられるので、ついつい情が移る。こうなったらヤクのぬいぐるみカレンダーも作って、ネット通販もやってほしい。

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