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2004年12月16日 (木)

【擁護】『チベット語単語集』はパクリ!? 偶然似たんだよね?(2)( ● ´ ー ` ● )

前回の続きです)
ウワサの『日本語・チベット語単語集』の編著者は、色々な言語の本を出しておられて、どうやら語学の達人らしい。監修者もなしに単語集をつくってしまうのだから、チベット語のほうも相当のものだろう。

「単語集」の参考文献としてあげられているのは、自著を除くと
A Tibetan English Dictionary (H. Jaschke)
Lexique sanskrit-francais (Gerard Huet)
English-Tibetan Dictionary of Modern Tibetan (Melvyn C. Goldstein)
岩波仏教辞典 第二版 岩波書店
の4冊。JaschkeとGoldsteinは定番なので当然だ。なるほど英語の辞書を“参考”にしたのにふさわしく、「シティセンター」「ヌードル」「ベリー」「ロザリオ」といった、かなり意外な見出し語が見られる。K辞書にはないオリジナリティだ。

しかし、簡単に手に入るK辞書や星先生等の日本語による既存の業績を、どういう理由でか参考にしなかったことになっているのは不思議不思議。て優香、参考文献に入っていて内容が似てるならわかるけど、そうじゃないから、あらぬ誤解を呼んでしまうんだと思う。

あと、巻末に25ページも割いて仏教用語集をつけるほど仏教を重視してそうなわりには、秘密集会に「ひみつしゅうかい」と読みを振ったり、デムチョクの見出し語が「楽勝(らくしょう)」になっていたりするのは残念!だ。
「見出しの日本語にはひらがな読みを付け、在日チベット人にも理解できるようにしました」(「はじめに」より)という編者の高い志に見合った校正(校閲)者・編集者に恵まれなかったんだろうと思う。スペルのミスも少なくないが、稀少言語だからオペレーターさんの中の人も大変だ。

これ以外にも、ポタラ宮が「ダライ・ラマの冬の離宮であった」とか、ジョカン寺が「唐の文成姫を迎えるためにとくに築かれた」とか、斬新な記述が随所に見られて、ツッコミどころには事欠かない。1ページあたり1カ所はいける。ある意味、旅先などで楽しめるかもしれないな♪

(おわり)

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