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2004年11月 4日 (木)

『旅行人ノート チベット』パクリ本をまた発見@韓国編

korean_guide_cover.jpg『旅行人ノート チベット』に掲載されているオリジナル地図はいろんなところで無断使用されている。以前、雑誌「旅行人」に、台湾製ムック本や中国本土の有名なガイドブックのパクリ実態を書いたことがあるが、このたび韓国版も発見。イ・○○○○さん@ソウル、ありがとう!

ハングルなので本文はパクられてもわからないが、地図は、見ればわかってしまう。ほとんどの地図は明らかに『旅行人ノート チベット』を参考に、というか、そのまんまトレースしたものだ。

旅行人ノートの地図は、できあいの原図をトレースしたものではなく(都市部の地図などでそういうのもあるが)、マップ作りが本職の旅人、富永省三さんが現地で測量して作成したオリジナルのものがかなりある(よく捕まらなかったものだ)。そこにさらに僕の編集が加わっている。誰か別の人が作った地図が偶然似てしまうことは、ありえない。

『旅行人ノート チベット』第2版(1998年)では、シガツェのタシルンポ寺の地図中で、パンチェン・ラマ10世霊塔の位置を大間違いしてしまった。しかし、わざとやったことにしておこうかと思うほど、これがパクリ発見に威力を発揮している。以前「旅行人」で書いた台湾製ムックも、今回の韓国のガイドブックも、見事に釣られて間違ったまんまコピーしている(下の画像の赤い矢印)。

↓『旅行人ノート チベット』第2版のオリジナル

korean_guide_orignal.gif

↓韓国のガイドブック

korean_guide_copy.gif

しかし、この間違いは『旅行人ノート チベット』第3版(2002年)では訂正されている。
この韓国本作者は、なんでわざわざ古い版をコピったのかなと思って他のパクリ部分をよく見ていくと、どうやら2000年末に出た英語版“Mapping the Tibetan World”(Kotan Publishing)をコピったらしいと判明。
英語版は第2版を英訳してつくられたので、地図中の情報は1998年当時のものがほとんどだ。

つまり、この韓国のガイドブックは今年出たばかりにもかかわらず、地図中の情報は6年前のままだ。
残念!

いつも思うんだが、
なぜ、バレないように、もっとうまくやらないんだろう!?

本の雰囲気からして、著者は現地に行っているようだから、(中国製ガイドブックがやっているように)少しは情報をアップデートすればいいのに。いくらなんでもそのまま写すこたーないだろうに……。

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