青海省でチベット人学生200人が就職難に抗議
先日の「警官が僧侶射殺」事件のあったゴロク(果洛)州で再び事件。
米国の対東アジア宣伝放送Radio Free Asia(2004/10/8)によると、
青海省のゴロク(果洛)チベット族自治州で、チベット人を中心とする
少なくとも200人の学生が、就職難に抗議するため、
2週間以上にわたって座り込み(というかキャンプ)を続けている。
抗議行動をしているのは高等教育を修了して地元に帰ってきた学生たち。
卒業後の就職を約束され、家畜を売り払うなどして高額な学費を工面して
学校に行ったにもかかわらず、その約束が果たされなかったという。
現地当局者によると、彼らは州政府の建物近くで9月21日から
座り込みをしており、スローガンを叫んだりはしていない。
政府職員は学生らのために食料やテントを用意し、国慶節の連休返上で
説得にあたった。
参加者のほとんどはチベット人だが、中には漢族もいる。
学生らは、当初の約束通り全員に優先的に職を与えるよう現地政府に求めている。
そういった約束があったのは事実のようだが、彼らが学校に行っている間に
閉鎖された政府機関も多いため、就職口そのものが減ってしまった。
さらに、地元出身者以外が職を得ていることも学生たちは不満に思っている。
↓ソース
Hundreds of Jobless Tibetans Protest in Qinghai Province
2004.10.08
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