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2004年5月 3日 (月)

ヤク@千葉市動物公園

kam_no_yak.jpg3時間かけて東京を横断して、千葉市動物公園に行ってきた。目的はただ一つ、
ヤクだ。
左の写真は東チベットのヤク。
千葉駅から2両編成のモノレールで動物公園駅まで行くのだが、ゴールデンウィークまっただ中だというのに、それほど混んでる様子もない。みんなディズニーランドに行ってしまうのか、あるいは朝から曇っていて肌寒いせいかもしれない。ヤクにとっては幸いな気候だろう。
偶蹄目ウシ科のヤクがいるのは「家畜の原種ゾーン」。ラクダやトナカイ、水牛などと同じカテゴリだ。

KICX0521b.JPGいたいた!
黒いヤクが木の陰からのっそり姿を現した。寒いヒマラヤの動物ということで、いちおう木陰をつくってくれているようだ。
かなり情けない姿を想像していたのだが、若干(?)毛並みが乱れている点を除けば、結構普通にヤクっぽかったのでホッとした。ただ、尻尾の毛が地面をズリズリしちゃうくらい伸び放題なので、刈ってあげるとちょっとカッコよくなるかも。それにしても1頭だけというのが、なんだかうら寂しい。
ヤクの前で立ち止まる家族連れなどの言葉を聞いていると、「ヤク」という名前を知っている人は意外と多いようだ。「映画とかに出てくるやつ」と言ってたお父さんは「セブン・イヤーズ・・・」とか「キャラバン」とかで見たのだろうか? 「怪獣みたい」と言った子どももいた。
KICX0535b.JPG
ただ、いかんせん姿も動きも地味なため、あまり立ち止まって見てもらえない。写真を撮ってる人などもちろんいない。そりゃミーアキャット(左の写真)とかの後でこれを見たら、黒い塊がただ岩をなめているだけだもの。
不人気を反映してか、同じ「家畜の原種ゾーン」のリャマやモウコノウマに比べてスペースも狭いようだ(1頭しかいないからだろうが)。もう2〜3頭連れてきて、キリンやシマウマと一緒に広々した「草原ゾーン」に住まわせてやりたい気もする。まあとにかく、これからやって来る暑い夏をなんとか乗り切ってくれることを祈りたい。

日本動物園水族館協会の動物電子図鑑によると、ヤクのいる動物園は↓の5つらしいが、本当にいるかどうかは未確認。
東武動物公園
千葉市動物公園
富士自然動物公園(富士サファリパーク)
秋吉台自然動物公園
九州自然動物公園

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