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2004年5月 9日 (日)

馬場崎研二さん「チベット・タンカ展」

KICX05386日の話だが、馬場崎研二さんのタンカ展(最終日)に行ってきた。(概要はこちらを参照)
馬場崎さんといえば、インド・ダラムサラで25年以上にわたってタンカを描き続けている絵師。チベット業界では知らない人はいないだろう。日本で作品をナマで見られるチャンスは、だいたい2年に1度、GWに開かれる個展だけだ。
馬場崎さんのタンカは、もちろんチベット仏画の伝統を受け継いでいる。しかしそれだけでなく、日本人・馬場崎さんならではの素材、構図、技法などがかなり活かされている。これがまた微妙に和風で、純チベットタンカとは違った独特な風味を醸し出していて、イイ感じなのだ。(左の写真は馬場崎さんご本人)

KICX0538b.JPG今回は仏伝図(お釈迦様の伝記を描いたもの)7点セットの中に新作があった。新作といっても、描くのにえらく時間がかかるため、そうやたらには増えないのだが。
左の写真は、上の写真の右側に写っている仏伝図の1枚を部分的に拡大したもの。真ん中に延々と階段が描かれている。
仏伝図なんてチベットでもあちこちで見ているはずだが、このパターンは見たことがない気がする。おそらく壁画の一部などに小さく描かれていたりするのかもしれないが、このシーンをメインに扱ったのは初めて見た。
で、このタンカ、勝手に決めたマイ順路(=時計回り)のほとんど最後のほうにあって、ちょうど折良く世間話が始まってしまったため、肝心の作品の説明を聞きそびれた。兜率天から戻って来る(降臨。ラ・パプ)シーンだったっけ。違ったかな。ポストカード買えば、説明が書いてあったかも。いいかげんでスミマセン。

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