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2004年4月22日 (木)

「アップルシード」

映画「アップルシード」を観た。
ガンダム世代であり、エヴァンゲリオンとか甲殻機動隊とか見てきて、かつ、昔からSFを(サイバーパンクブームあたりまでは真面目に)読んでいたという立場からすると、別段目新しいところはなかった気がするが、映像はさすがにリアル(?)だった。
ただ、昔の荒っぽいアニメや特撮でも、リアルとの隙間は想像力が十分埋めていたわけで、アップルシードのように、あちら様からリアルにぐんと近づけてくれると、リアルとの差がかえって際立って、すごく違和感を覚える。
この距離感の設定は難しいと思う。人間の姿はアニメアニメしていたほうが感情移入しやすいみたい。実際、生身の人間については、あえてその程度のCGにとどめてあるみたいだし。

それにしても、ラストで、ヒトの生殖機能を衰えさせるウイルスの入ったタンクを破壊するのに、なぜわざわざ8基の多脚砲台が街を滅茶苦茶に破壊しながら攻撃する、みたいな犠牲者の多く出る手の込んだ端迷惑な手順を必要とするのか理由がよくわからなかった。スイッチ押したら爆発、だけでいいのに、必然性の見あたらない謎の設計思想だ。あと、西暦2131年になっても、人類はローマ字入力のアスキー配列キーボードを使い続けているのだろうか? とかツッコミどころは多い。まあいちいち説明している時間はないだろうし、ハードSFではないからOKってことで。つか、気にするほうが変か。
あとポスターに「戦いが終わったら、母になりたい」と書いてあったが、あれは何だろう?
そういうこととは気づかなかったな……。

しかし、アレですね、未来の都市ってのは、やっぱああいうふうに、海岸のテトラポットにびっしり張り付いたフジツボを連想させる、都庁やお台場のような、すごい建物だらけになるんでしょうかね。
悪夢だな^^;

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